こんにちは。
ケガの状態も良くなってくると、だんだんと気持ちに余裕ができてきます。
そうなると、退院後の生活や仕事のこと、治療費のことや保険のことなど、気になることがでてきます。
そこで、入院中にできるだけやっておきたい”気になること”について、僕が実際にやったことをまとめました。
入院、治療費のおおよその確認と高額療養費制度の活用
高額医療費制度を活用する
僕はこれで大失敗しました。
事故の翌日くらいに、医師から「手術と入院2週間」と聞いていたんですが、勝手に15万くらいかな?と甘く考えていたんです。
そして、会社からも「高額療養費の限度額適用認定証いりますか?」と連絡をもらっていたんですが、正直よく分からなかったのと、どうせ15万くらいでしょう?と高をくくっていたので、「大丈夫です!」と回答してしまっていたんです。
今考えればあの時、限度額適用認定証はもらっておくべきだったんです。
手術も無事に終わり、多少心に余裕ができてきたころ、治療費のことや保険適用のことが気になり始めました。
そこでふと、看護士さんに聞いてみました。
僕 「退院時に費用の精算をすると思うんですけど、この手の手術・入院っていくらくらいかかるんですか?」
看護師 「あ、それなら事務のほうに概算費用出してもらいましょうか?」
僕 「そんなことできるんですか!是非お願いします。」
結果、概算費用34万円!!!
た、高い・・・・汗
後から調べて分かったことなんですが、僕の標準月額報酬の場合、限度額適用認定証さえ持っていれば個人負担額の上限は17万円になるので、これを超える費用は払わなくて済むという手はずになっていました。
既に、退院と清算日を3日後に控えた僕にとっては、”時すでに遅し”です。
よく制度や状況を理解もせずに「大丈夫です!」と言ってしまったがために、34万円の全額を精算しなければならないことになってしまいました。もちろん、この17万円を超えた分は後から健康保険のほうから戻ってくるのですが、これが戻ってくるまでには4か月もかかってしまいます。
一時的な負担とはいえ、結構な痛手です。
注意ポイント
- 入院したらできるだけ早く概算費用を出してもらう
- 高額療養費の限度額適用認定証はもらっておく
保険適用の確認と保険金請求の準備
入院費用の高さに意気消沈していた僕は、次に保険の適用に着目しました。
まず、自分の生命保険。そして、幸い加入していたサイクル保険です。
それぞれ幾らくらいもらえるのか、申請の手続きはどうするのか。
僕が加入していた保険は、生命保険が「ライフネット生命」、サイクル保険が全日本交通安全協会の「サイクル安心保険」です。
それぞれをWEBで確認したところ、どちらも事前に連絡を入れる必要があるようです。
保険会社は違えど、保険金の請求はだいたい以下の流れになります。
保険金請求の流れ
step
1請求内容について連絡
事故やケガの状況を電話またはWEBで報告(ライフネット生命はWEBでできました)
step
2申請書の受取・提出
申請書を郵送で受取り、診断書と一緒に郵送で提出
step
3保険金の受取り
指定した口座に保険金が入金される
たったこれだけでOKです!
僕がもらえる保険金
保険金の計算をしてみました。
僕の場合、ケガの手術と入院15日。
ライフネット生命は、手術1回につき5万円と、入院日額5千円が適用されますので、手術5万円+(15日×5千円)=12.5万円
サイクル安心保険は、入院のみ日額3千円が適用されるので、15日×3千円=3.9万円
合わせて16.4万円
健保の自己負担上限が17万円だったので、実質的に差額の6千円は手出しになりますが、
つくづく、保険に入っておいて良かったと思います。
ポイント
- 保険内容の確認と請求連絡は早めにやっておく
退院後の生活環境回りの整備
ケガの内容や程度によりますが、僕のように足をケガして松葉づえ生活を送らなければならない場合は、自宅に帰ってからの生活環境も考え物です。
病院の中は、至るところに手すりがあったり、バリアフリー環境が整っていたりで、動作環境が整っていますが、自宅はそうも行きません。
玄関での靴の履き脱ぎをどうやってやるか、畳の布団にどうやって入るか、お風呂は?などなど、心配が尽きません。
リハビリの理学療法士さんに相談したところ、答えは「椅子を置く」でした。
玄関に一つ、布団の横に一つ、洗面所に一つ・・・です。
さっそくAmazonでIKEAの安いスツール(1個900円くらい)を3つ注文しておきました。
通勤経路の確認と勤務時間の調整
職場復帰するにあたり、松葉づえで電車に乗ることを想定すると、幾つか考えておかなければならないことがあります。
まず、駅の階段です。
もちろん、リハビリで練習はしますが、それでも階段は疲れるし危ない!
次に電車の車内。
両手松葉づえの人が乗ってきたらどう思われるのか・・・
もちろん、日本は優しい人が多いので、席は譲ってくれるとは思うんですが。
満員電車に松葉づえで乗る気!?(迷惑)
みたいに思う人もきっといるはずですよね。
ということで、”いかに楽な通勤経路を見つけるか”と、ケガした者の自己責任の一環として、”できるだけ他人の迷惑にならない”を考える必要があると思います。
ポイント
- ラッシュ時を避けて通勤する(可能なら会社に頼んで勤務時間を調整する)
- 階段や歩行距離の少ない通勤経路を見つける
まとめ
入院中はしっかり治療に専念したいところですが、傷が癒えていよいよ退院が視野に入ってくると、先のことを考えてやっておかなければならないことがでてきます。
健康保険の手続き、保険金の請求、退院後の生活や仕事のことなど、後々苦労することを考えると、これらはできるだけ早めに準備しておくことが大切になります。
それでは。