数か月間に及ぶ脳内構想でを経てついに実現した自家用シミュレータ。
全体的なブラック基調がかっこいい。
裏側の配線もすっきりまとめて見た目もスマート。
プレイシートとマルチモニターの位置関係を調整する
シミュレータの没入感を最大限引き出すためには、座面から見えるモニター位置の調整は非常に重要です。
シートに座った位置から、正面のモニターまでの距離は65cmで設定。
これを70cm以上離してしまうとシミュレーターとしての臨場感を失ってしまいます。
目線とモニターの高さは、モニターの中心が目線より5%ほど低めとなる位置に設定。
正面モニターの下部にハンドルが被ってしまいますが、ここはゲームでもハンドルがくる位置なので問題なしです。
詳細な環境セッティングにはこちら「正しいシミュレーションのための分析」を参考にさせていただきました。
STEAMからF1 2019 PC版を購入。ダウンロード&インストール
PCゲームはSTEAMというサイトで購入・ダウンロードすることができます。
さっそく、F1 2019を購入。
ゲームをやるためには無料のSTEAMアプリのダウンロードが必要。
こちらからダウンロードします。
F1 2019のダウンロードに1時間ほどかかりましたが無事完了。
PS4版はこちら
トリプルモニターにするためにはグラフィックボードでモニター設定が必要
いざ、ゲームスタート!
と思いきや、あれ?モニターが真ん中しか映らない!??
Windows10のモニター設定で、ちゃんとトリプルモニターの設定をしたはずなのに。
なぜ!?
調べてみたところ、どうやら答えはグラフィックボードにあるようでした。
よく考えてみると、グラフィックボードがあるからゲーミングPCなわけで、高性能グラフィックボードを搭載するハイエンドモデルこそが、Lenovo Legion T730だったはずです。
なるほど。
改めて自分が買ったPCのスペックを調べてみると、グラフィックは「NVIDIA GeForce RTX 2080 8GB GDDR6」と書いてあります。
現在、市場に出回っているグラフィックの頂点はNVIDIA GeForce RTX 2080 Ti というタイプで、これは2019年の今年に発売されたもののようです。
Lenovo Legion T730に搭載されている「NVIDIA GeForce RTX 2080 8GB GDDR6」は、フラッグシップモデルであるNVIDIA GeForce RTX 2080 Ti に次ぐハイスペックを備えたモデルだということが確認できました。
いまさらですね。笑
グラフィックボード(グラボ)とは?
グラフィックボードとは、パソコン上で映像をキレイかつ滑らかに映し出すための役割を担っています。臨場感が味わえると話題の3Dゲームや高品質な映像鑑賞、CAD等の製図ソフトなどでの製作を行う際に必要となるものです。
グラフィックボードは元々パソコンに搭載されているものから、搭載のないパソコンもあります。搭載されていない場合、必要であればグラフィックボードを別途購入する必要があります。グラフィックボードの搭載がないということは、普通の映像も見られないのかというとそういうわけではありません。最近はマザーボードにグラフィック機能が備わっているので別途搭載されていなくても通常使いなら問題ないことも多いです。
グラフィックボードというワードに合わせてGPUというワードも出てきますが、これはグラフィックボードの頭脳を表します。パソコンの頭脳を表すCPUよりも、大きな量のデータを処理する能力が高いのが特徴です。GPUの性能が高い程、再生できる画像の品質は高くなります。
出典:ドスパラ
グラボの設定
やることは簡単でした。
コントロールパネルからグラボを呼び出し、『Surroundを使用してディスプレイをスパンする』にチェックを入れて完了。
改めてF1 2019を立ち上げてみると。。。
おおお、感動。
尚、この位置からだとよくわかりませんが、実際にプレイシートに座ってみると本当にF1のコクピットに座っているかのような臨場感が得られます。
これは本当にすごい!
ファナテックステアリングホイールのフォースフィードバック設定
さっそく、鈴鹿のタイムトライアルで感触を確かめます。
おおおお、これは本当にすごいぞ。
流れる景色、音、挙動、全てがリアル!
しばらくシミュレーターの世界に没入していたのですが、あることに気づきました。
ハンコンのフォースフィードバックが効いていない!?
ホイールをセンターに戻そうとするフォースは常時一定の力で効いていますが、それ以外のフォースフィードバックが皆無です。
縁石、ブレーキロック、トラクション、アンダーステアなど、まったく反応がありません。
どういうことだ?
限界ギリギリで早く走るためには、フォースフィードバックからの情報が非常に重要です。
ということで、さっそく原因究明と改善に取り掛かります。
とりあえずF1 2019のゲーム側を設定してみる
F1 2019では、設定メニューのお好み設定からキャブレーション設定画面に入ることができます。
ここでフォースフィードバックを細かく設定ができるようになっています。
しかし、フォースフィードバックを「オン」にしてみても変化はありません。
フォースフィードバックの設定画面では、ファナテックのハンコン類が自分が所有してないものも含めていろいろ表示されています。
もしかして選択・設定する機種を間違えてるのか?
デフォルトで選択されている機種を変更していろいろ試してみましたが何れも上手くいきません。
次にハンコン側の設定を確認
付属の説明書は英語なので、こういうときに役に立つのがGoogle翻訳アプリ。
カメラ翻訳を使うと英語で書かれたマニュアルをカメラ越しに日本語で読むことができます。
ふむふむ。ハンコン側の設定方法が分かりました。
ファナテックでは、公式サイトでゲームごとにハンコンの推奨設定を公開しています。
それらを参考に一通り設定をやってみました。
しかし、効果なし。。。
どういうことだ!?
もしかして、クラブスポーツセットのハンドルとシフトを接続してないのが悪いのか!?
それとも配線の接続が間違っているのか!?
クラブスポーツのハンコンセットに交換してみる
購入して一度も開封してなかった、丸ハンとシフトを接続して再検証してみます。
formula V2 Japanのステアリングホイールを外し、クラブスポーツセットの丸ハンに交換してみました。
すると・・・
フォースフィードバックが作動しました!
もしかして、formula V2 JapanはCSWステアリングホイールベースの互換性がないのか??
いや、そんなことはありません。
互換性はばっちりです。
そもそも、ステアリングホイール自体の名称が、CSW steeringwheel formula V2 Japan ですし、マニュアルでも互換性ありとばっちり書いてあります。
そしてついに原因と対策を見つけました!
ファームウエアをアップデートする必要があった
新しめのステアリングであるCSW steeringwheel formula V2 Japanを正常に動作させるには、CSWステアリングホイルベース側のアップデートが必要ということがわかりました。
マニュアルにもちゃんと書いてあったのですが、英語で書かれていたため分かりづらい翻訳で見逃してしまっていました。
方法は簡単。
まず、ファナテックの公式サポートに入ってCSWステアリングホイルベースのページを開きます。
次に、ダウンロード項目に表示された専用のドライバをダウンロード&インストールします。
インストールが完了したら専用ドライバを開き、そこでファームウエアのアップデート作業を開始します。
ファームウエアのアップデート方法もCSWステアリングホイルベースのマニュアルに記載されています。
もちろん、マニュアルは英語ですが、図解も載ってますので比較的容易に作業を終えることができました。
これで、ついに最終的かつ完全な形のシミュレーション環境の完成です!