こんにちは。
いま病院のベットでこれを書いています。
まさかですよ、一瞬の気の緩みとはいえ、ロード歴10年になるはずのこの僕が立ちごけするなんて。。。
そしてまさかですよ、立ちごけ程度で骨を折るなんて。。。
しかも、折れた骨は左の太ももの付け根の大腿骨ときました。多分、これって体の中で一番太い骨ですよね?
僕が病院のベットにたどり着くまで
その日、僕はいわゆる6ピタに仕事を終え、一旦職場の近くに借りている単身寮に帰りつきました。
「さあ、服を着替えてこれから自転車で家に帰るぞー!」(ひとり言)
僕の自宅は東京二子玉川。生意気ざかりの高校生の子供2人と3人で住んでいます。今の職場は千葉なので、二子までの総走行距離は実測で片道57㎞。ゆっくり走って3時間弱の道のりです。
よく人にこの話をするとだいたい驚かれます。(どっちかというと呆れられてるのかも)ですが、自称ロード乗りにとってこのくらいの距離は普通だったりするんです。
僕はこれを天気が良ければ週に1往復、ダイエットと健康を兼ねて走るようにしています。なにより、身体を動かすこと、ロードバイクに乗ることは楽しいのです。( ^ω^ )
いざ出発!いつも通りの道のり。別に飛ばすでもなし、無理なことは何もしません。
湾岸線の側道をひた走り、船橋を超え、浦安を超え、都内に突入。葛西臨海公園を超え、いつも通り順調です。
途中、新橋に立ち寄って腹ごしらえ。

新橋駅前、ニュー新橋ビルの1Fにある立ち食いそば屋、丹波屋の冷やし春菊天そば430円
余談ですが、新橋界隈でこの丹波屋の春菊天そばは有名です。春菊天が他のそば屋とは比べ物にならないくらいボリュームがあるのと、いつ食べても衣がサクサクで超がつくほどの激ウマなんです。温かいそばで食べている人が多いですが、僕は基本的にそばは冷やし派なのでいつもこれを食べています。
青唐辛子の醤油漬けをかけていただきます。うん、今日も美味いわ!うわははは
本題に戻ります。
その後、僕はこれから自分におきる不幸ごとなど1ミリも感じることなく、さらに春菊天をお替り(130円)します。

お替りでもらった新品の春菊天。笑
今度こそ本題に戻ります。
新橋から外堀通り、六本木通りから246へと快調に進み、自宅まであと2㎞という246と環八がぶつかる瀬田交差点の信号待ちでの出来事でした。
普段なら、ちゃんと左足のビンディング(固定式のペダル)を外して、しっかり足で着地するのですが、このときは多少の疲れもあったのか、つい油断して手抜きをしてしまいました。
僕は両足をペダルに固定したまま、左手だけでガードレールにつかまり、発進とともに左手で反動をつけて走り出す体制でいました。かなり不安定な体勢ですが、なんとなく無意識にそうしてしまったんです。
そして、さらに魔の悪いことに、ここに僕の注意力を奪う存在が登場します。
僕が信号で停まったのに続いて、同じロード乗りと思しきおっさんが信号待ちに到着。
この人が衝撃でした。
自転車にスピーカーを取り付け、ガンガンに音楽を鳴らしながら走ってたんです。それだけならまだしも、問題は鳴らしてる曲です。
その人が聴いていたのは、アニメボイスの♀ボーカルが歌う、明らかにアニソンと呼ばれるジャンルの曲だったんです。
つまり、このおっさんは、アニソンを大音量でまき散らしながらここまでたどり着いたということです。
結果、僕の意識は「アニソンのおっさん」に集中しました。
・・・この人は恥ずかしくないのか?いや、そういう目で見る僕のような人間に寛容な心が足りないだけか?いや、しかし一般常識的に考えると・・・
あ、青だ!発進ー!
ガッシャーン!!
というわけです。笑
立ちごけでまさかの救急搬送
単独の転倒。両足固定の状態でバランスを崩してのいわゆる立ちごけです。
状況の分からない人のために説明すると、雪の日に滑って人前で転んだときの感覚に似ています。転んだときの痛みよりも恥ずかしさが先にきますよね。
すぐに立ち上がって、さっさとその場から逃げ去りたかったんですが、思ったより衝撃と痛みがあって、すぐに立ち上がることはできませんでした。
アニソンのおっさん「大丈夫ですか?」
僕「大丈夫です!!!」
得体のしれないアニソンのおっさんとの関わりを無意識に警戒した僕は、とっさにそう応えました。(すいません・・・)
そうして、アニソンのおっさんをやり過ごし、少し痛みが引いてから立ち上がろうと思っていました。
しかし、全然大丈夫じゃなかったんです!
立ち上がるどころか、動くこともできない。
あれ!?
そうして、しばらくその場に座り込んでいると、今度は20代半ばくらいの若い女性が僕を見つけて声をかけてくれました。
若い女性「大丈夫ですか?」
僕「動けないんです~!泣」
若い女性「救急車、呼びますか?」
僕「お願いします~!泣」
救急車が到着するまでの間、僕は考えました。
・・・介護してくれたこの女性になにかお礼をするべきではないのか?そのためには連絡先を聞かなければならないな。
それがきっかけで親しくなって・・・ むふふな関係に・・・ それも悪くないな。
この状況でそんなことを考える男という生き物はアホウですね。
しかし、実際に連絡先を聞くというのはどうなんだろう?現実的な僕が問います。新手のナンパかと警戒されて、逆に彼女を不快にさせるのがオチだろう。(実際、そういう下心がないわけではないし・・・)
結果、僕なりに出した答えは、”全力でお礼を言う”でした。
改めて言わせていただきます。「あのときは助けていただきありがとうございました。」
ポケットに入れていたライターが原因?まさかの大腿骨骨折
搬送先の病院でレントゲンを撮った直後、看護師さんが「ポッキリいっちゃってますね~」と言ってきました。
僕「マジっすか~~~!?」
尋常じゃない痛み。過去に2度ほど骨折経験のある僕にとって、思い当たる節がないわけではありませんでしたが、まさか自転車で立ちごけした程度で骨折とは・・・しかも左太ももの大腿骨骨折ですよ。とほほ。。。
医師との面談で焦点になったのは、なぜ立ちごけ程度で大腿骨が折れるような大けがになったのか?でした。
結論は、転んだ瞬間の違和感、折れた骨の位置、そして物的証拠があることから、どうやらズボンの左ポケットに入れていたライターが原因らしいということで一致しました。
どういうことかというと、
足がペダルに固定されたまま転倒したので、左太もも部分から地面に着地。運が悪いことにそれがちょうどライターがある部分で、体重と転んだ反動の全エネルギーがライターに一点集中。そして、重力の化身となったライターが力点となってめでたく大腿骨を破壊!(ライターは無傷)ということです。笑えない。笑
でも、僕はこう思っています。
そもそも、あの「アニソンのおっさん」にさえ合わなければ、こんなことにはならなかった。
アニソンのおっさんのせいだ!

自転車を降りた僕の新しい乗り物
ではまた!
入院中に必要な持ち物リスト
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