こんにちは。
写真のこの靴、買ってどのくらい経ってると思いますか?
実は、これでちょうど3年くらいです。少しソールが減ってきてますが、どうですか?とてもそうは見えませんよね?(どやぁ)
おしゃれは足元からといいますね。
どんなにいい服着て、いいカバンを持ってても、履いている靴がしょぼかったら、ちょっと残念な感じになってしまうものです。
ちなみに僕は、スーツは安物を着てますが、靴だけは結構いいものを履くようにしてます。理由は簡単、足元が決まると全体がピシッとするからです。
いい靴を履くと、安物だったはずのスーツも、それなりの物に見えてきちゃうから不思議です。
僕がシェットランドフォックスのケンジントンにたどり着くまで
以前の僕は、靴に無頓着なダサい田舎のサラリーマンでした。笑
その辺の量販店で売ってるテキトーなのを買って、1年くらいで履きつぶす、ということを繰り返していたんです。
しかしあるとき、新橋のタカキューに置いてあったフランチェスコ・ベニーニョというイタリア製の靴に一目ぼれしてしまったんです。
価格は5万円弱。
えっ!?・・・ご、ごまんえん!?
今まで1万円そこそこの靴しか知らなかった僕は驚愕しました。
さんざん悩んだあげく、思い切ってフランチェスコ・ベニーニョの購入に踏み切った僕は、これまで履きつぶしと考えていた靴に対するスタンスを変えることを決意しました。(つまり、フランチェスコ・ベニーニョが欲しいがために、その決意を口実にして購入に踏み切ったのです。笑)
その決意とは、靴を大事に履くということ。
- 傷まないように歩き方に気を付ける
- 天気予報をよく見て履く靴を選ぶ
- 定期的にメンテナンスする
結果的に、このとき靴に対する考えを変えたのは、後々に良かったと思っています。
いい靴を買って、大事に履いて、丁寧にメンテナンスしてやる。そうすると、自然と靴は長持ちします。
フランチェスコ・ベニーニョを購入してから8年が経ちましたが、この靴、驚くことに今でもちゃんと履けちゃうんですよ。
結果として、安物を履きつぶして買い替えてるより、こっちのほうが安くついて、なお且つカッコいい!
見た目でも断然お得ということに気づいたんです。
そして、いい靴の最大の魅力といっていいのが、「とにかく履き心地がいい」ということ。今まで自分が知らなかっただけで、そりぁ当然ですよね、いい靴なんだもん。
そんなこんなで、僕の中に高級靴志向が作られていきました。
余談が長くなったので、ここからは一気に巻きで書きますが、高級靴志向に切り替えた僕が、僕なりに「よりよいもの」を追い求めた結果、たどり着いたのがこのシェットランドフォックスのケンジントンというわけです。
ついでにいうと、今はシェットランドフォックスの靴だけで6足所有してます。半分趣味みたいなものになってしまいました。
シェットランドフォックス・ケンジントンのハイシャイン仕上げ(鏡面仕上げ)にチャレンジ
今回、ハイシャイン仕上げにするのは、このストレートチップのケンジントン。
元々の革のツヤは健在ですが、ワックスがおちて全体的にツヤが足りない状態です。つま先の辺りは擦ったあとがついています。
ハイシャイン仕上げの手順
- ブラシで大きな埃を除去
- リムーバクリームで汚れと古いワックスを除去
- 新しいクリームを塗る
- 全体を丁寧に磨く
- ポリッシュワックスを塗布する
- 水を垂らしてひたすら磨く(ここがポイント)
では、手順通りに進めていきます。

まず、ブラシで丁寧にゴミやほこりを落としていきます。

このような馬毛ブラシを使います
続いて、リムーバクリームを使って徹底的に洗浄していきます。
やわらかいウエスにクリームを染み込ませ、表面の汚れを丁寧に拭き取っていきます。

リムーバクリームは靴の洗浄剤です。汚れや古いワックスなどを落とします。
すっぴんの状態。さらにツヤがなくなりました。

ついでに、他の靴たちも磨きます。

一番右が8年前に買ったフランチェスコ・ベニーニョ
新しいクリームで、ツヤ出し&栄養補給。

こんどは豚毛ブラシの登場です。これを使って全体に塗っていきます。
全体に均等に塗るために、始めにこんな感じでクリームをつけて、一気にブラシで広げていきます。

所々にちょっとずつ着けていく
塗り終わったところ。

まだツヤはありません
ツヤ出しのために磨いていきます。

僕はこんなのを使ってます。(汚い)
ちょっとツヤがでました。

ビミョウ過ぎてよく分からない
いよいよここから、ポリッシュ仕上げをしていきます。

ポリッシュ仕上げ用のワックス
つま先部分にワックスを塗っていく

シワになる部分に着けると白くひび割れるので、この辺まで
ポリッシュ仕上げ用のコットンで磨いていく。

僕はこれ使ってますが、キメの細かい布であれば代用できます
ポリッシュ仕上げのコツ、水滴をこんな感じに垂らす。
この水を垂らすのが鏡面仕上げの最大のポイントです。

だいたい2~3滴くらい
コットンを人差し指にしっかり絡めて、指一本で小さく円を描くように磨いていきます。
途中、水滴を2~3滴追加しながら、鏡のような輝きが出てくるまで、ひたすら、ひたすら磨いていきます。

片方だけ完成したところ
ごちゃごちゃの部屋(;^ω^)

もう片方もあと少し

完成
えっ?これ買ったばかりのやつ!?
いや、買ったときより輝くハイシャイン仕上げです。ワハハ!
上手くいきました。